【一目で分かる!】防水工事の単価相場を4種類別に紹介
「防水工事の単価っていくらぐらいなんだろう?」
「予算内にまとめられるか知りたい」
「単価と耐久年数のバランスがいい防水工事はなに?」
防水工事を検討している方で、このような悩みを抱えていませんか?
防水工事は主に4種類あり、それぞれの種類によって単価が変わっていきます。
自分が考えている工事が予算内に収まるのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、本記事では次の内容を解説します。
- 防水工事の単価
- 防水工事の種類
- 信頼できる防水工事業者の選び方
- 防水工事の見積書でチェックするポイント
この記事を読めば、防水工事の適正な価格を知って業者に依頼できるので、ぜひ最後までご覧ください。
防水工事の単価表を公開
防水工事には主に「ウレタン防水」「シート防水」「アスファルト防水」「FRP防水」の4種類あります。
どの工事を選ぶかによって単価と耐用年数が異なるので、自身の予算と希望に合っている工事を選んでください。
また、下記の表にある単価はあくまで目安となります。
工事 | 相場単価 | 耐久年数 |
---|---|---|
ウレタン防水 | 5,000~7,500円/㎡ | 8~10年 |
シート防水(塩ビシート防水) | 4,000~8,000円/㎡ | 10~15年 |
アスファルト防水 | 4,500~8,000円/㎡ | 15~25年 |
FRP防水 | 6,000~9,000円/㎡ | 10年前後 |
防水工事の種類
先ほども解説したように、防水工事は主に4つに分けられます。
- ウレタン防水
- シート防水
- アスファルト防水
- FRP防水
それぞれどのような防水工事なのか、ひとつずつ解説していきます。
種類①:ウレタン防水
ウレタン防水は、液体のウレタン樹脂を塗布して防水層をつくる工事です。
手軽でコストパフォーマンスに優れた防水方法ですが、他の方法よりも耐久性に劣る場合があります。
主にベランダや屋上で行われる防水工事です。
ウレタン防水の工法は「密着工法」「メッシュ工法」「通気緩衝工法」のいずれかになります。
工法 | 相場単価 |
---|---|
密着工法 | 3,500~5,000円/㎡ |
メッシュ工法 | 4,500~7,500円/㎡ |
通気緩衝工法 | 6,000~8,500円/㎡ |
- 密着工法…防水材を直接基盤に密着させる工法
- メッシュ工法…防水材とメッシュを交互に重ねて強度を高める工法
- 通気緩衝工法…防水材と基盤との間に空気層を作り、湿気が籠もらないようにする工法
種類②:シート防水(塩ビシート防水)
シート防水(塩ビシート防水)は、防水シートを外壁に直接貼り付けて防水効果を得る方法です。
ウレタン防水に比べてコストは高くなりますが、長期間の保護が可能というメリットがあります。
大規模なビルやマンションなどに適した工事です。
シート防水の工法は「密着工法」「機械的固定工法」のどちらかになります。
工法 | 相場単価 |
---|---|
密着工法 | 5,000~7,000円/㎡ |
機械的固定工法 | 5,000~7,000円/㎡ |
機械的固定工法は、防水シートを小ねじ等で直接基盤に固定する工法です。
種類③:アスファルト防水
アスファルト防水は、溶融釜で溶かしたアスファルトとシートを交互に貼り重ねて施工する防水工事です。
耐久性に優れているので、駐車場や道路、大規模なビルの防水で多く行われます。
アスファルト防水の工法は「熱工法」「冷工法(常温粘着工法)」「トーチ工法」のいずれかです。
熱工法 | 6,000~8,000円/㎡ |
冷工法(常温粘着工法) | 7,000~9,000円/㎡ |
トーチ工法 | 5,000~7,000円/㎡ |
- 熱工法…アスファルトを270℃ほど溶解し、防水シートを貼り付ける工法
- 冷工法(常温粘着工法)…火を使わないで防水処理を行う工法
- トーチ工法…防水シートを熱で溶かして基盤に密着させる工法
種類④:FRP防水
FRP防水は、ガラス繊維強化プラスチックを使用する防水工事です。
コストは高いですが、複雑な形状への対応力と耐久性に優れています。
ただし、劣化原因となる紫外線に弱いので、防水性を長持ちさせるために5年に一度のトップコートの塗り替えが必要です。
主に屋上庭園やプール、風呂場などの湿度が高い場所で用いられます。
FRP防水の工法は1種類しかなく、耐久年数は10年ほどになります。
信頼できる防水工事業者の選び方
防水工事の成功は、業者選びに大きく影響されます。
信頼できる業者を選ぶためには、次のポイントを確認しましょう。
- 防水施工技能士の資格を持っているか
- 契約を急かさないか
- 保証はメーカーと連名しているか
- 安全対策はしっかりとできているか
- 担当者が工事内容を理解しているか
順に解説していきます。
ポイント①:防水施工技能士の資格を持っているか
防水施工技能士とは、防水施工に関する試験に合格した人が保有する国家資格です。
防水工事における基本的な技術と知識を有している証明なので、工事の品質を保証してくれる業者だと言えます。
ポイント②:契約を急かさないか
防水工事は多額の費用がかかる重要な作業なので、業者選びに時間をかけて慎重に考える必要があります。
契約を急かす業者はお客様の最善の利益を考えていない可能性があります。
例えば、「防水工事をすぐに始めなければ大変なことになる」と不安をあおる業者がいますが、このような業者は避けるべきです。
ポイント③:保証はメーカーと連名しているか
メーカーと連名で保証を出している場合、製品の品質を証明していると同時に、もし問題が発生してもメーカーが対応することを保証します。
これは業者だけの保証に比べて信頼性が高いと言えるので、きちんと保証内容を確認しましょう。
ポイント④:安全対策はしっかりとできているか
防水工事は高所で行われることが多いので、作業員の安全確保は必須です。
また、作業中の事故は工事の遅延や追加費用を発生させる可能性があります。
業者が適切な安全対策を講じていることは、事故リスクを低減し、スケジュールと予算を守るために重要です。
実際に業者は業者はどのような安全対策を実践しているか、契約前に調べておきましょう。
ポイント⑤:担当者が工事内容を理解しているか
防水工事は専門的な知識と経験が求められます。
担当者が工事の詳細を理解していない場合は、工事の参考や品質に影響を及ぼす可能性があります。
工事の詳細をきちんと説明できるか、顧客からの疑問に分かりやすく解説できるかなど、打ち合わせの際に注目してみましょう。
防水工事の見積書でチェックする3つのポイント
防水工事の見積書を受け取った際は、次のポイントをチェックしてください。
- 相場に近い見積もり料金になっているか
- 工法・工程が記載されているか
- 使用する材料名が記載されているか
ひとつずつ解説していきます。
①相場に近い見積もり料金になっているか
防水工事の費用は、使用する材料、工法、施工面積などにより大きく異なります。
しかし、あくまで基準となる市場相場が存在します。
そのため、見積もり料金が相場と大きく異なる場合、その理由を業者に確認することが必要です。
相場よりも高い場合、それが特別な工法や高品質な材料によるものでなければ、過剰請求の可能性があります。
逆に相場よりも低い場合は、品質の低下や後の追加料金を疑った方がいいでしょう。
②工法・工程が記載されているか
見積書に工法と工程が明記されていれば、自分が受けるサービスの内容や、工事の進行状況を把握することができます。
特に防水工事には多くの作業が含まれているので、業者から見積書を受け取った際は、記載項目を確認しておきましょう。
工事内容によって工程数は異なりますが、次の項目が記載されていれば、信頼できる業者である可能性が高いです。
- 高圧洗浄
- 下地処理
- 下地補修
- 伸縮目地撤去
- 改修用ドレン設置
- 発生材処分費
- 現場管理費
- 諸経費
- 工法ごとの料金
③使用する材料名が記載されているか
人によっては、工事に使用する材料(化学物質)が原因でアレルギー反応を起こしてしまう場合があります。
アレルギーの症状が出ないように、見積書に記載されている材料名を確認しましょう。
また、材料の単価が市場相場に見合っているか同時に確認すると、悪徳業者かどうか見抜くこともできます。
まとめ|防水工事の見積もりを依頼したい場合はYAMATOへ
それでは最後に、本記事のおさらいをしましょう。
- 防水工事は4種類ある
- 「ウレタン防水」の相場価格は5,000~7,500円/㎡
- 「シート防水」の相場単価は4,000~8,000円/㎡
- 「アスファルト防水」の相場単価は4,500~8,000円/㎡
- 「FRP防水」の相場単価は6,000~9,000円/㎡
- 工事の工法によって単価は上下する
- 見積書に「相場に近い見積もり料金」「工法・工程」「使用する材料名」が書かれているか確認する
- 業者が防水施工技能士の資格を持っていると安心
なお、今回ご紹介した防水工事の単価はあくまでも目安です。
ご自宅で防水工事を行った場合の適正価格を知りたい場合は、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。
本社YAMATOも防水工事の見積もりを承っておりますので、工事の適正価格を知るために、お気軽にお問い合わせください。
— YAMATO社長 矢田からのメッセージお客様とのお付き合いは、施工が完了してからと考えております。
お一人お一人丁寧に対応させていただきます。