たった3分で分かる!ドローンを使った外壁点検のメリット・デメリットを解説
「ドローン点検のメリットとデメリットを知りたい」
「従来の点検方法よりも、費用を抑えられるって本当?」
「ドローン点検って、実際にはどのように行われるの?」
こんな悩みを抱えていませんか?
ドローン技術が発展して、足場などを使って行っていた外壁塗装にも利用できるようになりました。
今では業者の多くがドローン点検を導入していて、サイトや広告で目にしたという方も多いのではないでしょうか?
ドローンによる外壁点検は、実にたくさんのメリットが含まれているのです。
この記事では、そんなドローンによる外壁点検のメリットとデメリットを詳しく解説していきます。
他にも、次の内容を解説しているので、ぜひ最後まで読んで参考にしてください。
- ドローンを使った外壁点検のメリット・デメリット
- ドローンを使った外壁点検の流れ
- ドローンを使った外壁点検の費用相場
- 外壁点検を行うタイミング
ドローンを使った外壁点検とは
ドローンを使った外壁点検とは、建築物の健康状態を調べるために、無人航空機を使用した方法です。
従来の方法では、高所作業車や足場を使って人間が物理的に調査する必要がありました。
しかし、ドローン技術の発展により、建物の外壁を自動的に点検することが可能となったのです。
当店YAMATOでも、ドローンによる点検作業を行っています。
ドローンを使った外壁点検の5つのメリット
ドローンによる外壁点検は、主に5つのメリットがあります。
- 点検費用を抑えられる
- 短時間で調査できる
- 点検結果がリアルタイムで分かる
- 安全性が高い
- 見積もりが正確になる
ひとつずつ解説していきます。
メリット①:点検費用を抑えられる
ドローンによる外壁点検の一番のメリットは、点検費用を大幅に削減できるところです。
従来の方法では、高所作業車や足場を設置するための費用、それに伴う人件費が発生してしまいます。
しかし、ドローンを使用すればこれらのコストを大幅に削減できます。
メリット②:短時間で調査できる
ドローンは高速で飛行することができ、一度に広範囲を観測することができます。
人間が行う点検と比べて、劇的に時間を短くすることが可能です。
メリット③:点検結果がリアルタイムで分かる
ドローンはカメラを搭載しており、飛行中に撮影した映像をリアルタイムで送信します。
これにより、外壁の問題点をすぐに確認し、業者とともに必要な対応を立てることができます。
メリット④:安全性が高い
ドローンは遠隔操作できるため、作業員が高所での危険な作業をする必要がなく、事故のリスクを大幅に減らすことができます。
メリット⑤:見積もりが正確になる
ドローンは高解像度のカメラを使用し、詳細な画像を撮影します。
これにより、より正確な状態把握ができるようになり、修繕の見積もりが正確になります。
ドローンを使った外壁点検の4つのデメリット
一方で、ドローンによる外壁点検にはデメリットも存在します。
- 場所によってはドローンを飛ばせない
- 天候の影響を受ける
- 建物内部を完全に調べられない
- ドローンの飛行音が気になる
ひとつずつ解説していきます。
デメリット①:場所によってはドローンを飛ばせない
航空法の規定により、飛行禁止区域や制限区域ではドローンを飛ばすことはできません。
また、人々が多く集まる場所では、安全性の観点から飛行が許可されないことがあります。
デメリット②:天候の影響を受ける
強風や雨、雪といった悪天候ではドローンの飛行が困難となる場合があります。
また、強い日差し下ではカメラの映像品質が落ちやすいです。
デメリット③:建物内部を完全に調べられない
現在のドローン技術では、狭い場所での操作が難しいので、建物内部を完全にドローンで調べることはできません。
そのため、内部点検は従来通り作業員が行う形になります。
デメリット④:ドローンの飛行音が気になる
ドローンはプロペラによって飛行するため、一定の騒音が発生します。
飛行音について、周囲の人々から苦情が寄せられる場合もあるため、その対策が必要です。
ドローンを使った外壁点検の流れを5ステップで紹介
ドローンによる外壁点検は、おおむね次の流れで行われます。
- 外壁点検業者に依頼する
- 点検作業の実施日を決める
- 点検作業が行われる
- 業者が点検データを解析する
- 点検結果のデータを受け取る
それぞれの流れを解説していきます。
ステップ①:業者に依頼する
まずは、外壁塗装の業者に依頼します。
ドローン点検を依頼する際は、次の点に注意しましょう。
- ドローンを自社で保有しており、パイロットが在籍しているか
- 見積もり内容や金額が適正であるか
- 大幅な値引きをしないか
- 契約を急かさないか
- メーカーと連名の保証書を発行するか
- 安全対策はきちんとできているか
- 担当者が点検内容を理解しているか
ステップ②:点検作業の実施日を決める
天候や建物の利用状況、時間帯などを考慮して実施日を決定します。
なお、建物の住所がドローンの飛行禁止区域か否かは、業者が調べて報告してくれます。
ステップ③:点検作業が行われる
予定された日に、業者がドローンを使って外壁点検を行います。
ドローンが撮影した外壁の状況を、業者と一緒にリアルタイムで確認することが可能です。
建物の規模にもよりますが、およそ1日で完了するでしょう。
ステップ④:業者が点検データを解析する
ドローンによる点検で集めた画像データを元に、業者が外壁の劣化状況を調べます。
今後の修理やメンテナンスの計画を立てるための、重要なステップです。
ステップ⑤:点検結果の報告を受ける
後日、業者から点検結果の報告を受けます。
点検で雨漏りや損傷などといった不具合が見つかれば、同時に修繕の見積書を渡されることがあります。
業者とよく相談しながら、修繕工事を検討しましょう。
ドローンによる外壁点検の費用相場
ドローンによる外壁点検の費用は、1平米あたり150〜450円が相場とされています。
一般的な30坪住宅(約99平米)の場合だと、約14,850〜44,550円になります。
ただし、立地条件や劣化状況、使用材料等により費用が増減することが多いです。
なお、当店YAMATOのドローン点検の費用は、以下のように設定しています。
内容 | 費用 |
---|---|
屋根・外壁点検 | 無料 |
タイルなど剥落調査(調査報告書別途) | 250円/平米 |
外壁点検を行うタイミング
外壁の点検タイミングは、一般的に10年ごとに行うことが適切です。
建物の劣化は建築後から始まり、無視すると大きな修繕費用を生じる可能性があります。
10年ごとに定期的に点検を行って、早期に問題を解決しましょう。
ただし、次の症状を見つけた場合は、10年経過していなくても早めに点検を行ってください。
- 外壁が色あせている
- 外壁を触ると白い粉が付く
- 外壁に藻やコケが付着している
- 塗装が膨れている・剥がれている
- 外壁がひび割れている
これらの症状は、外壁の劣化が進行していることを表しています。
特にひび割れは浸水やカビの発生、建物の強度低下を招く原因にもなるので、速やかに業者に連絡しましょう。
劣化症状について詳しくは、こちらの記事をご覧ください。
(※記事「外壁塗装は何年ごとにやるべき?工事が必要な劣化症状も5つ紹介」につなげます)
ドローンは外壁だけでなく屋根点検も可能
屋根は特に高所にあり、通常の手段での点検は難しく危険性を伴います。
しかし、ドローンであれば屋根点検においても安全かつ効率的な調査が可能です。
屋根点検を依頼する場合は、次のタイミングで行うのが適切です。
- 3~5年に一度
- 台風や大雨などの災害が起こった後
また、業者に依頼する前に、まずは自分で点検したいと思う方も多いと思います。
繰り返しになりますが、屋根点検は高所作業になるため、専門知識がない素人が行うと大変危険です。
そのため、屋根に上らずに安全な状態で点検をすることが望ましいです。
安全性が高い屋根点検の方法は、こちらの記事で紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
(※記事「安全性が高い!屋根に上らずにできる屋根点検方法を4つ紹介」)
まとめ|ドローンを使った外壁点検はメリットがいっぱい!
それでは最後に、本記事のおさらいをしましょう。
- ドローンを使った外壁点検には5つのメリットがある
- 点検費用を抑えられる
- 短時間で調査できる
- 点検結果がリアルタイムで分かる
- 安全性が高い
- 見積もりが正確になる
- 一方で、デメリットも4つ存在する
- 場所によってはドローンを飛ばせない
- 天候の影響を受ける
- 建物内部を完全に調べられない
- ドローンの飛行音が気になる
- ドローンによる外壁点検の費用は、1平米あたり150〜450円が相場
- 外壁点検は10年ごとに行うことが適切だけど、劣化症状が見られた場合はすぐに業者に連絡する
解説したように、外壁点検をドローンで行うとたくさんのメリットを得られます。
もちろんデメリットも存在しますが、従来の方法よりも安全で速やかに調査を行えるので、すぐに外壁の状態を知りたい方にはおすすめです。
外壁点検の時期が近づいてきたら、ぜひ検討してみてください。
ドローンによる外壁点検は、当店YAMATOでも承っているので、ご不明点などがありましたら、お気軽にお問い合わせください。
— YAMATO社長 矢田からのメッセージお客様とのお付き合いは、施工が完了してからと考えております。
お一人お一人丁寧に対応させていただきます。