外壁塗装は何年ごとにやるべき?工事が必要な劣化症状も5つ紹介
「そろそろ外壁を塗り直した方が良いかな?」
「住まいを建てて10年経ったけど外壁塗装するべき?まだ早い?」
「外壁の塗装が剥がれているんだけど、これって塗装工事が必要?」
こんな悩みを抱えていませんか?
外壁塗装は定期的に行わないと、雨漏りが発生したり建物が腐食してしまいます。
しかし、いざ外壁塗装をやろうと思っても、一体どのタイミングで行えばいいのか分からず、戸惑っている方も多いと思います。
計画的に外壁塗装を行いたい方のために、この記事では次の内容を解説します。
- 外壁塗装を行うタイミング
- 外壁塗装を行う必要がある劣化症状
- 外壁塗装をしないと発生する問題
他にも、外壁塗装の寿命を延ばす方法や、外壁塗装に適した時期などを解説していきます。
この記事を読めば、もう外壁塗装を行うタイミングに悩まなくなるので、ぜひ最後までご覧ください。
外壁塗装を行うタイミング
まずは、外壁塗装を行うタイミングを紹介します。
新築の場合|築10~12年が目安
初めて外壁塗装を行う場合、築10〜12年を目安に行う必要があります。
新築時の塗装から上記の年数が経過すると、塗膜が劣化し始めるからです。
そのため、住居を建てて10年経過したら外壁塗装を検討するといいでしょう。
二度目の塗装の場合|塗料の耐久年数で判断
二度目の塗装は、使用した塗料や外壁材の耐久年数に応じて判断します。
下記の表を参考にして、二度目の塗装は計画的に行いましょう。
塗料 | 耐久年数 |
---|---|
アクリル樹脂系 | 3~5年 |
ウレタン系 | 6~10年 |
シリコン系 | 8~15年 |
ラジカル系 | 10~15年 |
フッ素系 | 15~20年 |
もし「自宅になんの塗料が使われているのか分からない…」という場合は、当店までお問い合わせください。
外壁塗装を行う必要がある劣化症状を5つ紹介
住宅に以下の症状が現れた場合、外壁塗装を行う必要があります。
- 外壁が色あせている
- 外壁を触ると白い粉がつく
- 外壁に藻やコケが付着している
- 塗膜が膨れている・剥がれている
- 外壁がひび割れている
それぞれの劣化ケースを解説していきます。
症状①:外壁が色あせている
1つ目は、外壁が色あせている症状です。
紫外線や雨風によって塗膜が劣化し始めています。
外壁の色あせは劣化の初期段階なので、「そろそろ外壁を塗り替えた方がいいかも」と目安にするといいでしょう。
症状②:外壁を触ると白い粉がつく
2つ目は、外壁を触ると白い粉がつく症状です。
これはチョーキング現象といって、塗膜表面が剥がれて白い粉状になる現象です。
チョーキング現象が起こる外壁は劣化が進行しているので、早めの外壁塗装が必要になります。
症状③:外壁に藻やコケが付着している
3つ目は、外壁に藻やコケが付着している症状です。
藻やコケは湿度が高い場所に繁殖しやすいです。
外壁には防水機能が備わっていますが、塗装機能が劣化すると、防水性も低下して藻やコケが付着しやすくなります。
藻やコケは外壁の劣化を進行させ、外壁材の寿命を縮める原因になります。
見た目の美観も損なわれるので、適切な処理と外壁塗装を行いましょう。
症状④:塗膜が膨れている・剥がれている
4つ目は、塗膜が膨れているまたは剥がれている症状です。
これらの症状が現れた場合、かなり劣化が進行しています。
室内の雨水侵入やひび割れの原因にもなるので、速やかに外壁塗装を行って、建物を保護しましょう。
症状⑤:外壁がひび割れている
5つ目は、外壁がひび割れている症状です。
外壁に幅0.3㎜以上のひび割れがある場合は、塗装の劣化が進行しています。
ひび割れは浸水やカビの発生、建物の強度低下を招く原因にもなるので、早めに補修と塗装を行ってください。
外壁塗装をしないと発生する3つの問題
住宅に劣化症状が現れたにも関わらず、外壁塗装を放置すると以下の問題が発生します。
- 雨漏りしやすくなる
- 不動産価値が下がる
- 補修費用が高くなる
それぞれ詳しく解説していきます。
問題①:雨漏りしやすくなる
劣化した外壁塗装を放置すると、雨漏りが発生しやすくなります。
外壁の防水機能が低下し、雨水が浸入しやすくなるためです。
また、雨漏りによって建物の内側が濡れると、建物が腐食して家全体の強度が低下することもあります。
その他にも、家具や家電製品が濡れて損傷したり、最悪火災につながる恐れもあるので、早めの対処が必要です。
問題②:不動産価値が下がる
外壁塗装が劣化してコケやひび割れが発生した建物は、見た目が良いとは言えません。
建物の見た目は不動産価値に大きく影響します。
雨漏りした建物も同様なので「家を高く売ろう!」と考えても、低い査定額を付けられてしまうでしょう。
問題③:補修費用が高くなる
「補修費用がもったいないから」と外壁塗装を怠ると、建物の腐食が進み、最悪の場合建て替え工事が必要になってしまう恐れがあります。
一般的な30坪戸建住宅で、外壁塗装の費用相場は100万円ほどですが、建て替え工事の費用相場は約2,700万円です。
費用がおよそ27倍にも膨れ上がるので、それを避けるためにも定期的にメンテナンスを行う必要があります。
外壁塗装の寿命を延ばす3つの方法
外壁塗装の寿命を延ばすには3つの方法があります。
- 耐用年数の長い塗料を選ぶ
- 定期的なメンテナンスを行う
- 信頼できる業者に依頼する
それぞれ解説していきます。
方法①:耐用年数の長い塗料を選ぶ
耐用年数の長い塗料を選ぶことで、外壁塗装の効果が長続きします。
高品質な塗料は、劣化や色あせの進行を遅らせ、外壁材の保護効果が長く続くためです。
耐用年数の長い塗料を選択し、外壁塗装の持続性を向上させましょう。
ただし、耐久年数が長い塗料ほどコストがかかる傾向にあるので、業者と相談しながら決めることをおすすめします。
ここでは、本記事を掲載しているYAMATOの費用相場を、参考価格としてご紹介します。
費用は業者によって異なるので、あくまで一例として参考にしてください。
塗料 | 耐久年数 | 相場 |
---|---|---|
アクリル樹脂系 | 3~5年 | 51万円~ |
ウレタン系 | 6~10年 | 60万円~ |
シリコン系 | 8~15年 | 78万円~ |
ラジカル系 | 10~15年 | 78万円~ |
フッ素系 | 15~20年 | 90万円~ |
方法②:定期的なメンテナンスを行う
2つ目の方法は、定期的なメンテナンスです。
定期的な点検や清掃は劣化の進行を抑え、早期に問題を発見・対処することができます。
具体的なメンテナンス方法は、ご覧の通りです。
- 水で外壁汚れを洗い落とす
- 外壁用洗剤とスポンジ、ブラシで洗浄する
- 高圧洗浄機を使う
- 業者に依頼する
1〜3の方法は、いずれもゆっくりと丁寧に行ってください。
力を入れすぎたり洗い残しがあると、外壁に傷が付いたりカビが発生して、逆に外壁にとって悪影響になってしまいます。
方法③:信頼できる業者に依頼する
信頼できる業者に依頼すると、適切な外壁塗装が施行され、耐用年数を延ばすことができます。
実際に業者を探すときは、次のポイントをチェックしましょう。
- 見積もり価格が適正か
- 1級塗装技能士の資格を保有しているか
- 保証は付いているか
- 各種保険工事に対応しているか
- デメリットもきちんと説明してくれるか
- 質問に対する回答は分かりやすいか
- HPにスタッフの顔写真が掲載されているか
- HPに実績が掲載されているか
これらのポイントにすべて当てはまる業者は、信頼できる可能性が高いです。
ぜひ上記のポイントを判断材料にして、信頼できる業者を見つけてください。
外壁塗装に適した時期は春・秋
外壁塗装に適した時期は春と秋とされています。
春や秋は気温や湿度が安定し、雨の少ない時期です。
気温や湿度が安定していると、塗料が適切に乾燥し、塗膜が均一に形成されます。
また、雨の少ない時期に行うことで、塗料が雨に流されることを防ぎます。
外壁塗装は春・秋といった気候が安定した時期に行い、効率的な塗装を実現させましょう。
外壁塗装と一緒に施工すると効率的な3つの工事
外壁塗装と以下の工事を一緒に行うと効率的です。
- 屋根塗装
- 雨樋の交換・清掃
- サッシの補修
これらの工事は、外壁塗装と同時期に劣化が進行することが多いです。
そのため、外壁塗装と一緒に施工することで、作業効率が上がり、費用面でも節約できます。
外壁塗装を行う際には、他の関連工事も同時に検討し、効率的な改修を実現しましょう。
まとめ|外壁塗装をするタイミングが分からない場合はYAMATOへ
それでは最後に、本記事のおさらいをしましょう。
- 一度目の外壁塗装の場合は、10~12年に一度で行う
- 二度目以降の外壁塗装の場合は、使用した塗料の耐久年数で判断する
- 外壁の色あせやひび割れは劣化の症状
- 外壁塗装をせずに放置すると、雨漏りや住宅の強度低下の原因になる
- 耐用年数が長い塗料を選んだりメンテナンスを行うと、塗装の寿命が延びる
- 外壁塗装と一緒に、屋根塗装や雨樋の交換などを行うと経済的
外壁塗装を行うタイミングは、今までの塗装回数や塗料の種類、さらに劣化具合によって異なります。
ぜひ本記事を参考にして、ご自宅の外壁を塗り直すベストなタイミングを見つけてください。
もし「使われている塗料がどれか分からない…」という場合は、当店YAMATOまでご相談ください。
外壁塗装の専門家が丁寧に対応させていただきます。
もちろん、その他外壁塗装についてご不明な点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
いつでもご相談をお待ちしております。
— YAMATO社長 矢田からのメッセージ施工が終わってからが本当のお付き合いだと思っております。